在日コリアンラグビーフットボール協会会長に聞く! 「これからの在日ラグビー界」について

コリラグコラム記念すべき第1回目は、在日コリアンラグビーフットボール協会の権昌秀会長を取り上げる。
朝鮮大学校を卒業後、京都朝鮮中高級学校ラグビー部監督を務めた後に今は自営業を営む傍ら、
どのような思いで在日ラグビー協会の会長をされているのか。また今後の在日ラグビー界で、
どのような夢を成し遂げようとしているのかを聞いてみた。

(コリラグ編集部)

コリ編:在日コリアンラグビーフットボール協会が全国のラガーマン達を取りまとめる組織になっていると
思いますが、今一度、協会が在日ラグビー界でどのような役割を担っていくのかをお伺いしたいです。

会長:まずはコリラグの開設、大変うれしく思います。コリラグを拠点にたくさんの在日ラガーマン達が繋がり、
在日ラグビー界の更なる発展を目指してゆく所存です。

我が協会の役割の大きな枠組みとしては、朝鮮大学校ラグビー部名誉監督である全源治先生の意志に基づき、
在日コリアンラグビー界を発展させる上で中心となる役割を担うことです。

コリ編:なるほど。協会が主体となり在日ラグビー界の益々の発展のため、皆で力を合わせて行きたいですね。
具体的に、協会としての活動はどのようなものがありますか?

会長:まずは年に一度行われている東京、大阪、京都、兵庫、愛知、九州の各地域持ち回りの
在日ラグビーフェスティバルを、主催の源治会と共にこれからも開催して行きたいと思います。
今年で記念すべき10回目の開催を迎えることが出来ました。
在日コリアンラグビー愛好家、小学生、中学生、高校生、大学生、一般、社会人チームが集まり、
全国の様々な世代のラガーマン達が交流を深める絶好の機会をこれからも固守発展し続ける上で、
協会の使命を果たしてゆこうと思っております。

また、ラグビーの普及、人材育成の面においては、年に3回(3月、8月、10月)朝鮮中・高ラグビー部員達に
ラグビークリニックを開催する予定です。

東京朝高で4月、大阪朝高で5月、愛知朝高で7月に、各朝高を拠点としたラグビーフェスティバルが
開催されますが、フェスティバル時には朝鮮学校出身で現役ラグビートップリーグチームに所属している選手が、
地元ラグビースクール、中学生、高校生ラグビー部員にラグビークリニックを行い、地域在日同胞との
交流を図ります。

そして、地域朝鮮学校に対する人的サポート、コーチ、有資格者の派遣などにおいても協会としての役目を
果たしてゆこうと思っています。

また日本ラグビー協会、トップリーグとの親睦を深め、日本のラグビースクール、地域中学校のラグビー部、
高校ラグビー部、大学ラグビー部との交流の促進を図って行きます。

その他にも、朝鮮学校ラグビー指導者向けのスキル講習会と研修を2月、8月に行う上でのサポートを全面的に
行いたいと思います。

コリ編:ありがとうございます。協会が中心となり、これから在日ラガーマン達が様々な活動を行なって
ゆくと思いますが、会長として在日ラガーマン達に求めるものはどのようなものでしょうか?

会長:在日ラガーマン達には、ラグビーの国際的なルールと理念に基づき、自国の民族と文化、言語を通じた
国際的な交流を深め、様々な分野で活躍できる人材になってくれる事を願っています。

今年日本で開催されるラグビーワールドカップを契機に、ラグビーの普及や育成に関わる指導者資格、
コーチングスキル講習会にも参加し、地域の朝鮮学校に通う子供たちの身体的・精神的な成長に
スポーツを通じて貢献するような取り組みに積極的に参加することもまた、協会が在日ラガーマン達に
求める部分であります。

また、韓国のラグビー界との交流の場も、在日ラガーマン達の力でたくさん設けて行ければと思います。

コリ編:在日ラグビー界の発展に向けた、たくさんの在日ラガーマン達の活躍に期待が大きいです。
コリラグが在日ラグビー界で情報を発信する拠点になって行ければと思うのですが、会長としては
このサイトがどのようなものになるべきだとお考えですか?

会長:まずは、各地域朝鮮学校の中・高ラグビー部と朝鮮大学校ラグビー部の情報共有、そして、
日本の大学ラグビーで活躍する朝鮮学校卒業生をはじめとした在日コリアンの大学ラガーマン達の
情報共有を、コリラグを通して行えればいいですね。

それから、在日の社会人ラグビーチームやプロ選手として活動する在日ラガーマン達の様々な情報も
発信して行って欲しいです。

また、日本ラグビーフットボール協会、関東、関西、九州ラグビー協会で行われる指導者資格講習会の
予定など日本のラグビーに関する情報を積極的に共有してください。

そして、在日ラガーマン達が朝鮮学校の学生たちと交流する情報を事前に紹介します。

最近の交流を紹介すると、まずは三菱重工ダイナボワーズ 成昂徳選手、李城鏞選手が横浜朝鮮初級学校を
2回訪問されました。また、ホンダヒート 朴成基選手、呉洸太選手が四日市朝鮮初中級学校にて花見、
運動会、納涼などに参加されました。そして、NT Tドコモレッドハリケーンズ 金勇輝選手、
李智栄選手、趙隆泰選手、金廉選手が生野朝鮮初級学校にて座談会とラグビー体験を開催されました。
たくさんの在日コリアンのラグビー選手が各地域の朝鮮学校の活性化に貢献していることは、
在日コリアンラグビー界にとって大変喜ばしいことです。
現在、全国各地でたくさんの在日ラガーマン達が色んな思いを胸に活躍していると思います。コリラグの存在が、
そんな在日ラガーマン達の思いを一つに取りまとめる中心となってゆく事を望んでいます。
我が協会もこれからコリラグを盛り上げて行くために積極的に活動して参ります。在日ラガーマン達が一つになり、
ラグビー界の発展に貢献して行きましょう!

コリ編:とても貴重なお言葉をいただきました。権昌秀会長、本日はお忙しい中本当にありがとうございました!

会長へのインタビューは、とても意義深いものであった。会長の持つラグビーへの愛情と情熱、
また在日コリアンラグビー界への熱い思いを垣間見ることが出来た。
これからコリラグが、会長はじめ、在日ラグビー界に貢献する様々な方と力を合わせラグビー界発展のため
邁進してゆくことを確認できた時間であった。

最後に在日コリアンラグビーフットボール協会の人事について紹介。

会長 権昌秀

副会長 高雲龍

トータルアドバイザー兼理事長 呉英吉

地域責任者 兼 副会長

東京  全秀英

神奈川  金新日

愛知   金孝鎌

茨城   李忠烈

京都   李憲福

大阪   金秀男

兵庫   李東慶

福岡   金成三

(コリラグ編集部)

広告

pic

pic

pic
ページ上部へ戻る